彼女にサーフィンをやらないかと誘われて僕が断る理由はもうなにもありませんでした。もしあるとすれば、僕が朝早く起きれるかということでしたが
そんなものは僕の努力次第でなんとでもなると思い、そのことは口にしませんでした。そして彼女はその日は仕事だったので、次の日に
サーフボード等を見にお店に行く約束をしました。次の日、いつもの海に行くと彼女の車はあるのに彼女は波に乗っていませんでした。
そのかわり彼女は自分の車から降りてきていつものTシャツにジーンズの組み合わせとは違う、オシャレをした姿で僕の前に現れました。
正直とてもきれいでした。今さらですが彼女は美人です。美人がオシャレをしたら綺麗になるのは当たり前ですが、あまりの美しさに
僕は少し頬を赤らめていたかもしれません。そして彼女を車に乗せて、ボードショップに向かいました。しかし彼女に道案内をされている
途中に僕はとんでもないことに気付きました。恐る恐る彼女にお店の名前を聞くと、彼女の口からは僕のおじいさんが営んでいるお店の
名前が出てきました。「そのお店・・・僕のおじいさんのお店です・・・。」そう言うと彼女は眼を丸くして「本当ですか!!やっぱり海の
出会いは粗末にしちゃダメですね。」そう笑いながら言っていました。しかしお店を変えたいと言えるわけもなくそのまま彼女とおじいさんの
お店に向かいました。僕はこんな形で、ひさしぶりにおじいさんのところに行くことになるとは思ってもいませんでした。